投票コメント
「紙は人に染まらない」というキャッチコピーが気に入りました。出会いと会話がある平凡な生活を打ち破る突然の赤紙!の残酷さを良く表現できているなと思ったから。
ごく自然な日常を感じた
シンプルですが、登場人物たちの自然な様子のビジュアルが優しいトーンで好きでした
何気ない身近な光景の中に、それぞれ一瞬ゾクッとするような背景が見えました。
幸せな日常風景を俯瞰して見ると、全体にうっすらと赤紙が見えてくる。赤紙越しに見ると、楽しげな笑顔すら、脆く悲しく感じて、全く違う見え方になる。深く印象に残る作品。
紙は人に染まらない。この一枚だけで物語が詰まってるって感じられました。街に生きる人々の日常ワンシーンを切り取った絵柄。縦書きの文を右から左へ読んでいくとその文の調子にワクワクが高められていき、最後の一文を読んだときハッとしました。
人それぞれの想いがあることを感じさせる作品だと思う。
素晴らしいデザインと着眼点
淡い感じがいいと思う
日常の風景に赤紙の文字がうっすらと浮かんでいるのがいいセンスだと思いました。
物語の世界観が1枚の絵の中に拡がっているようです。幸せそうな家族が簡単に壊されてしまう微妙なバランスを感じます。
”戦争”というヘビーな題材を扱った作品。ぱっと見は、登場人物たちがにこやかに過ごしているように見える。しかしそれが”赤紙越し”に切り取られた一瞬であるという見せ方が秀逸だと感じた。
じわじわ良い
演劇の導入をフライヤーでされていて内容が気になるし、小説や映画のポスターのようで素敵でした。インパクト、というよりも、物語に出てくる人物が気になるフライヤーです!淡い色も好きです!文字も読みやすい。
何気ない中に作者の意図・コンセプトを感じました。
懐かしさ、日常の愛おしさを感じる温かさと、物語も相まって切なさ感じて雰囲気がとても好きです。
個人的に信頼するデザイナーの作品ということで注目していましたが改めてコンセプト、等を拝読し、その中にいる人々の幸せそうな姿にとても、とても切ない気持ちになりました。いろんな角度から何度も味わえる作品だと感じました。
都合があえば観てもいいかな?
日々の出来事に良し悪しはない、受け止める人が決める。わかっているけど、その事を悪者にして自分を納得させる。私を見せつけられた。
FLCOコメント
【 FLCO審査員:和泉 妃夏 】
タイトルやメッセージと共に、写真の空気感というか、自分がそこにいるような引き込み方をする不思議なエネルギーを感じ、作り出す世界に誘ってくる様な感覚に惹かれました。
タイトルやメッセージと共に、写真の空気感というか、自分がそこにいるような引き込み方をする不思議なエネルギーを感じ、作り出す世界に誘ってくる様な感覚に惹かれました。
【 運営サポーター:沢田 】
現代的な服装の人物?と思いつつもパースの効いた構図と風景で過去から続くような時間的なイメージが伝わってきます!
現代的な服装の人物?と思いつつもパースの効いた構図と風景で過去から続くような時間的なイメージが伝わってきます!
【 主宰:OENBUTAI 】
レトロ雰囲気なデザイン。裏面はイメージ写真を載せて想像を掻き立てる。しっかりまとまっているフライヤー。
公演を観ているので追記すると今ある日常が当たり前ではないという何気ない日常の写真でほっこりしますね。
コンセプトやアピールポイントを読むとさらに深く物語を感じることが出来ます。
レトロ雰囲気なデザイン。裏面はイメージ写真を載せて想像を掻き立てる。しっかりまとまっているフライヤー。
公演を観ているので追記すると今ある日常が当たり前ではないという何気ない日常の写真でほっこりしますね。
コンセプトやアピールポイントを読むとさらに深く物語を感じることが出来ます。
作品No
0016
作品名
紙は人に染まらない
主催団体名または主催者名
藤一色
フライヤー製作者
藤松 優
上映・公演(初日)年月
2023/4
上映・公演 場所
OFF・OFFシアター
関連情報
藤一色(ふじいっしょく)
「遠くないファンタジー」をコンセプトとして掲げ、虚構と現実の境を曖昧にし、見る人を肯定する物語を創作する演劇集団。
作品のコンセプト
“赤紙の配達人”にスポットを当てた本作品。
抗えない時代の流れの中で、家族、友人、恋人、仕事仲間…
様々な関係性で、想いが交差し絡み合い、赤紙を届ける側と受け取る側それぞれの視点で物語は紡がれる。
遠い過去の話ではなく、今この瞬間にも何が起こるかは分からない、何気ない日常を愛おしく感じる中にある、寂しさと恐怖、そして温もり。
どこまでも優しく、どこまでも鋭い、人の心の揺れ動きを描いた。
抗えない時代の流れの中で、家族、友人、恋人、仕事仲間…
様々な関係性で、想いが交差し絡み合い、赤紙を届ける側と受け取る側それぞれの視点で物語は紡がれる。
遠い過去の話ではなく、今この瞬間にも何が起こるかは分からない、何気ない日常を愛おしく感じる中にある、寂しさと恐怖、そして温もり。
どこまでも優しく、どこまでも鋭い、人の心の揺れ動きを描いた。
作品のアピールポイント
それぞれの関係における“現在の日常”の一瞬を切り取りたいと思いました。
何気なく楽しく、他愛もない話をしている瞬間。
表面では、その光景を一枚におさめ、“赤紙越し”に見ているようになっています。
裏面では、夫婦・仕事仲間・恋人それぞれの、大切な日常の光景の一つとして食事の場面を切り取りました。
表面との対比で、写真の鮮やかさをそのまま使用することで今、目の前にある日常の彩りも表しました。
“紙は人に染まらない”
紙に印字された事実と迫りくる現実は人の気持ちも関係なしにやってくるものですが、人と人とのやり取りの中では、染まり染められゆくものがある、そういった想いを込めて製作いたしました。
何気なく楽しく、他愛もない話をしている瞬間。
表面では、その光景を一枚におさめ、“赤紙越し”に見ているようになっています。
裏面では、夫婦・仕事仲間・恋人それぞれの、大切な日常の光景の一つとして食事の場面を切り取りました。
表面との対比で、写真の鮮やかさをそのまま使用することで今、目の前にある日常の彩りも表しました。
“紙は人に染まらない”
紙に印字された事実と迫りくる現実は人の気持ちも関係なしにやってくるものですが、人と人とのやり取りの中では、染まり染められゆくものがある、そういった想いを込めて製作いたしました。