作品No
0052
作品名
覆水未だ盆に返らず
主催団体名または主催者名
劇団なのぐらむ
フライヤー製作者
杉山朱里、ヤスススム
上映・公演(初日)年月
2025/5
上映・公演 場所
シアターグリーン BIG TREE THEATER
関連情報
劇団なのぐらむは1998年に旗揚げ。第1回公演からすべての脚本を、座長であり戯作者の鈴木実が手掛ける。
全作品において「一幕物のコメディ」を謳っており、人間味に溢れた登場人物は皆、真剣ながらどこか滑稽さを兼ね備えている。 物語はとある事件や事故、人物についてを語り合う「会話劇」であり、軽快な物語は真相が明かされるうちに「コメディ」から「サスペンス」の様相を帯びていき、観客の心を惹きつけていく。
照明は時間の経過による繊細な変化を見せ、出演者の演技に際立ったコントラストを加える。
音楽は物語の始まりと終わりに限定して流れ、ストーリーに期待感と豊かな余韻を持たせる。
そして具体的な舞台セットは、出演者のわずかな仕草などを深く掘り下げて追求し、舞台の上の出来事をまるでのぞき見ているようなリアルな世界を作り出している。
全作品において「一幕物のコメディ」を謳っており、人間味に溢れた登場人物は皆、真剣ながらどこか滑稽さを兼ね備えている。 物語はとある事件や事故、人物についてを語り合う「会話劇」であり、軽快な物語は真相が明かされるうちに「コメディ」から「サスペンス」の様相を帯びていき、観客の心を惹きつけていく。
照明は時間の経過による繊細な変化を見せ、出演者の演技に際立ったコントラストを加える。
音楽は物語の始まりと終わりに限定して流れ、ストーリーに期待感と豊かな余韻を持たせる。
そして具体的な舞台セットは、出演者のわずかな仕草などを深く掘り下げて追求し、舞台の上の出来事をまるでのぞき見ているようなリアルな世界を作り出している。
作品のコンセプト
とある田舎の夏祭り前夜、準備に追われる人々を舞台にした物語。
この田舎では「土地開発を進めるために住人全員で金を受け取り、土地を明け渡すか否か」を巡る問題が持ち上がり、住民は賛成派と反対派の二派に分断されていた。
そんな緊迫した状況下で、反対派の中心的人物が死亡する。死因は事故とされたが、「もしかしたら賛成派による殺人ではないか」という疑惑が広まり、住民の間には抜き差しならない疑心暗鬼が渦巻いていた。
この作品では物語の最後に、その反対派の代表者を殺害した人物が明かされる。そしてその犯人は、自身が信頼していた住民からあっさりと縁を切られ、物語は幕を閉じる。
殺人が行われた土地の開発が実行されるはずがない。この田舎では夏祭りが終わった後も、土地売買の話など最初からなかったかのように何事もない日常が続くことだろう。
しかし、住民同士が一度二分化された深い溝は、もう誰にも忘れられない。かつてのような信頼し合っていた関係が修復されることは永遠にない。 『覆水「未だ」盆に返らず』というタイトルは、そんな取り返しのつかない状況を、いつか元に戻るのではないかと叶わぬ願いを抱き待ち続ける住民たちの様子を表現している。
この田舎では「土地開発を進めるために住人全員で金を受け取り、土地を明け渡すか否か」を巡る問題が持ち上がり、住民は賛成派と反対派の二派に分断されていた。
そんな緊迫した状況下で、反対派の中心的人物が死亡する。死因は事故とされたが、「もしかしたら賛成派による殺人ではないか」という疑惑が広まり、住民の間には抜き差しならない疑心暗鬼が渦巻いていた。
この作品では物語の最後に、その反対派の代表者を殺害した人物が明かされる。そしてその犯人は、自身が信頼していた住民からあっさりと縁を切られ、物語は幕を閉じる。
殺人が行われた土地の開発が実行されるはずがない。この田舎では夏祭りが終わった後も、土地売買の話など最初からなかったかのように何事もない日常が続くことだろう。
しかし、住民同士が一度二分化された深い溝は、もう誰にも忘れられない。かつてのような信頼し合っていた関係が修復されることは永遠にない。 『覆水「未だ」盆に返らず』というタイトルは、そんな取り返しのつかない状況を、いつか元に戻るのではないかと叶わぬ願いを抱き待ち続ける住民たちの様子を表現している。
作品のアピールポイント
イラストでは、タイトルの核となる「覆水盆に返らず」を象徴するものとして、液体がこぼれたコップを描いている。
イラストの人物たちはこぼれてしまった液体を避けるようにつま先立ちで立っているものの、それを拭き取ろうとしたり、状況を修復しようとしたりすることはない。そこから動こうともず、状況がひとりでに変わることを待ち続けている。
この「諦めきれない期待」の状態を『覆水「未だ」盆に返らず』として表現している。
ロゴデザインについて、直近3回の公演タイトルが英語であったため、今回は久々の日本語タイトルであることをアピールすべく、筆文字のような力強いフォントを使用している。
また、ロゴが小さいと漢字(特に「覆」の字)が読みにくくなる懸念があったため、視認性の確保と大きなインパクトを与える目的も兼ねて、ロゴをフライヤーいっぱいに拡大し、大胆に配置している。
ロゴの中心に、副題として「WE ARE STILL CRYING OVER SPILT MILK」という英文を配している。過去に副題を付けたタイトルはなかったため、今回新しい試みとして記載している。
この英文は「覆水盆に返らず」と同様の意味を持つ英語のことわざ「It’s no use crying over spilt milk(こぼれたミルクを嘆いても仕方ない)」を、本作のテーマに合わせて改変した造語であり、直訳すると「我々はこぼれたミルクを未だ嘆いている」という意味になる。
イラストの人物たちはこぼれてしまった液体を避けるようにつま先立ちで立っているものの、それを拭き取ろうとしたり、状況を修復しようとしたりすることはない。そこから動こうともず、状況がひとりでに変わることを待ち続けている。
この「諦めきれない期待」の状態を『覆水「未だ」盆に返らず』として表現している。
ロゴデザインについて、直近3回の公演タイトルが英語であったため、今回は久々の日本語タイトルであることをアピールすべく、筆文字のような力強いフォントを使用している。
また、ロゴが小さいと漢字(特に「覆」の字)が読みにくくなる懸念があったため、視認性の確保と大きなインパクトを与える目的も兼ねて、ロゴをフライヤーいっぱいに拡大し、大胆に配置している。
ロゴの中心に、副題として「WE ARE STILL CRYING OVER SPILT MILK」という英文を配している。過去に副題を付けたタイトルはなかったため、今回新しい試みとして記載している。
この英文は「覆水盆に返らず」と同様の意味を持つ英語のことわざ「It’s no use crying over spilt milk(こぼれたミルクを嘆いても仕方ない)」を、本作のテーマに合わせて改変した造語であり、直訳すると「我々はこぼれたミルクを未だ嘆いている」という意味になる。




