作品No
0032
作品名
喋る
主催団体名または主催者名
中野坂上デーモンズ
フライヤー製作者
松森モヘー
上映・公演(初日)年月
2021/8
上映・公演 場所
PerformingGallery&Cafe 絵空箱
作品のコンセプト
本作品は劇団「中野坂上デーモンズ」主宰であり劇作家・演出家である「松森モヘー」のひとり芝居という形式でおこなう予定でした。舞台上には椅子をひとつ用意し、そこに坐りながら松森が50分~1時間のあいだひたすら喋り続ける。これまでのこと、いま考えていること、コロナと演劇のこと、そしてこれからのことなど。ウソとホントをごちゃ混ぜにしながら、あることないこと喋り続けるという本作品は演劇のミニマル化への挑戦であり、一番シンプルな演劇の形とはいかなるものか、最小限の規模である「役者がひとりで喋る」という行為のみで果たして劇場に演劇的興奮を巻き起こせるかという、コロナ禍における自身の新たな試みでした。
作品のアピールポイント
「自分で出来ることをやる」というのがテーマだった本公演。フライヤーも自分で作ることを目指し、以前から興味のあった「木版画」に実に20年近くぶりに挑戦しました。めちゃくちゃ久しぶりに彫刻刀を購入し、youtubeで木版画のやり方を検索しながらコロナ禍のあいだ粛々と彫っていた気がします。掘っている間は余計なことを考えずに済み、無心になれるとても有意義な時間に感じました。肩こりなど疲労はありましたが、フライヤーすらも身体を使って作るという経験が何かいつもと違った感覚に繋がったように思います。印刷が本当に難しく、墨の量や紙の質感、刷る際の力加減などで何度も失敗しました。出来た原画に編集で文字を足しています。