作品No
0048
作品名
底なし子の大冒険
主催団体名または主催者名
牧羊犬
フライヤー製作者
チョーヒカル(ボディペイント)/しの(デザイン)
上映・公演(初日)年月
2021/12
上映・公演 場所
恵比寿・エコー劇場
作品のコンセプト
物語の主人公、糸瀬はづきは母親の死をきっかけに『底なし子の大冒険』という童話を書き始め、自身が受けた虐待の過去と向き合おうとする。はづきは幼少期のトラウマで生魚を食べることができない。終盤で明かされるそのトラウマとは、可愛がっていた金魚を母親に無理矢理食べさせられたこと。
殆どの虐待は家庭内で行われるため、身近な人に起きていても、見えない。同じように、このフライヤーは虐待のまさにその瞬間を描いているが、そうは見えない。しかし舞台を見終わった観客は、フライヤーの隠された意味にぞっとして「直視できない」と言う。
少女の目は、フライヤーを手に取る者を見つめている。気づいて欲しい、と。
殆どの虐待は家庭内で行われるため、身近な人に起きていても、見えない。同じように、このフライヤーは虐待のまさにその瞬間を描いているが、そうは見えない。しかし舞台を見終わった観客は、フライヤーの隠された意味にぞっとして「直視できない」と言う。
少女の目は、フライヤーを手に取る者を見つめている。気づいて欲しい、と。
作品のアピールポイント
『底なし子の大冒険』は主人公が書く童話である。従って、フォントやデザインは絵本をイメージした。少女の内緒話のジェスチャーは、虐待の過去をできることなら隠して生きていきたいことを示唆し、その手に描かれた金魚は、飲み込まされた過去を象徴している。全体を包み込む赤は、母親の血が自分にも流れていることを表している。
演劇は事前に内容を把握しづらいが、裏面に子細な人物相関図を載せることで、ある程度分かるようにした。王冠や犬のイラストは、一人二役演じるキャストの二役目を表している。これも見終わった人がフライヤーを見直すと気付くかもしれない仕掛けである。
演劇は事前に内容を把握しづらいが、裏面に子細な人物相関図を載せることで、ある程度分かるようにした。王冠や犬のイラストは、一人二役演じるキャストの二役目を表している。これも見終わった人がフライヤーを見直すと気付くかもしれない仕掛けである。