作品No
0003
作品名
料理昇降機/the dumb waiter
主催団体名または主催者名
演劇/微熱少年
フライヤー製作者
加藤真史
上映・公演(初日)年月
2022/5
上映・公演 場所
群馬県立館林美術館 別館ワークショップ室
作品のコンセプト
第二次大戦後の世界を切り取った不条理演劇の中でも、ピンターの本作は現実と地続きになっているという点で特異な時代状況をあぶりだした。
2022年、コロナ禍を経て世界は再び暴力を顕在化させた。本作は「何か」に忠実であろうとする者と懐疑的になってしまう者の対比によって物語が進む。
その「何か」をどう解釈するによって作品そのものの意味が全く異なるという特徴を持っている。
「個」と「全体」の関係性、疎外された人間性、「民主主義」と「専制主義」の対立という現代的な課題とも親和性を持つ。
また舞台上に現れない絶対者の介在が登場人物に対立・対話を生む、という構造が演劇の創作過程のトレースであるとも考えられる。
2022年、コロナ禍を経て世界は再び暴力を顕在化させた。本作は「何か」に忠実であろうとする者と懐疑的になってしまう者の対比によって物語が進む。
その「何か」をどう解釈するによって作品そのものの意味が全く異なるという特徴を持っている。
「個」と「全体」の関係性、疎外された人間性、「民主主義」と「専制主義」の対立という現代的な課題とも親和性を持つ。
また舞台上に現れない絶対者の介在が登場人物に対立・対話を生む、という構造が演劇の創作過程のトレースであるとも考えられる。
作品のアピールポイント
本作は群馬県立館林美術館開館20年を経て初の演劇公演として上演された。
建築そのものがアート作品として周囲の風景との調和で成り立つ同館本館だが、別館はその片隅の木立の中に石積みの南仏風の納屋然として立ち現れる。
その表からは観ることが出来ない南仏材を使用した【裏口】扉に、作品のテーマを感じデザインした。
出演は青年団の大竹直と元ニナガワカンパニーの加藤亮佑。
同世代・同じ地域出身ながら接点のなかった二人の邂逅。
建築そのものがアート作品として周囲の風景との調和で成り立つ同館本館だが、別館はその片隅の木立の中に石積みの南仏風の納屋然として立ち現れる。
その表からは観ることが出来ない南仏材を使用した【裏口】扉に、作品のテーマを感じデザインした。
出演は青年団の大竹直と元ニナガワカンパニーの加藤亮佑。
同世代・同じ地域出身ながら接点のなかった二人の邂逅。