作品No
0070
作品名
迷い猫のコッピヲ
主催団体名または主催者名
レティクル座
フライヤー製作者
津和野諒(アガリスクエンターテイメント)
上映・公演(初日)年月
2023/11
上映・公演 場所
中野・劇場MOMO
関連情報
ギャグ漫画家のヤマネコ・コッピヲはヒット作に恵まれず、無名の漫画家として長い間うだつの上がらない日々を送っていた。
ある日、家族が長年手を付けていなかった祖母の遺品を整理していると、コッピヲは自分の出生の秘密を知ってしまう。実はヤマネコではなく、ジャコウネコ一族の生まれだったのだ!
コーヒー豆を食べたジャコウネコの糞は独特の匂いを放つことから、卸売業者の間で高級コーヒーとして取引されていた!
ヒット作を産む才能は無かったが、金を産む才能があったコッピヲ。
人生の一発逆転を狙えるか…?
これは一杯のコーヒーから始まる。
心温まる「におう」話。
レティクル座が贈るナンセンス・コメディ!
作品のコンセプト
主人公・コッピヲと彼の故郷である森の風景を、大人向けの絵本のような雰囲気で戯画的に描きました。
豊かな自然と陶製の便器というシュールな組み合わせを軸に、コッピヲが何に迷い 頭を悩ませているのか、あるいはただ踏ん張っているだけなのか、猫っぽいけどなんか変な生き物だな、そもそもここはどういう場所なのだろう、などといった引っ掛かりを持ってもらうことで、ウラ面をめくりたくなるような、そして上演作品への入り口となるような要素を散りばめています。
ウラ面の文字情報については可読性を保ちつつ、有機的な温かみのある質感で表記し、世界観がオモテ面と地続きになるよう努めました。
豊かな自然と陶製の便器というシュールな組み合わせを軸に、コッピヲが何に迷い 頭を悩ませているのか、あるいはただ踏ん張っているだけなのか、猫っぽいけどなんか変な生き物だな、そもそもここはどういう場所なのだろう、などといった引っ掛かりを持ってもらうことで、ウラ面をめくりたくなるような、そして上演作品への入り口となるような要素を散りばめています。
ウラ面の文字情報については可読性を保ちつつ、有機的な温かみのある質感で表記し、世界観がオモテ面と地続きになるよう努めました。
作品のアピールポイント
上記のコンセプトを実現するためにはイラスト自体にパワーが必要だと考え、メインキャラクターや背景にとにかく線を描き込み、色を塗り込むことに注力しました。
特にメインキャラクターのコッピヲについては、単に可愛らしくマスコット化するのではなく、毛の質感や皮膚のたるみといった生物的要素を強めに表現することでちょっとくさそうに描いています。それにより、ペンを握って便器に腰掛けるといった所作にも人間味(おじさん味)が増し、キモカワ的な存在感を発揮しています(悩ましげな表情は実際のジャコウネコの模様がモチーフです)。
背景は、ジャコウネコの生息する東南アジアの植生を元に、画面に奥行きが出るよう意識して描写しました。
また、タイトル周辺の中空を漂う白っぽいものは、森にたなびく霧にも、コーヒーの湯気にも、漫画表現的な臭気にも見えるように、作品世界を拡げる遊びとして配置しております。
といったようなあれやこれやを詰め込んで、世界観の「におう」フライヤーに仕上げました。
さて、ウラ面のコッピヲはどこへ行こうとしているのでしょうか。
特にメインキャラクターのコッピヲについては、単に可愛らしくマスコット化するのではなく、毛の質感や皮膚のたるみといった生物的要素を強めに表現することでちょっとくさそうに描いています。それにより、ペンを握って便器に腰掛けるといった所作にも人間味(おじさん味)が増し、キモカワ的な存在感を発揮しています(悩ましげな表情は実際のジャコウネコの模様がモチーフです)。
背景は、ジャコウネコの生息する東南アジアの植生を元に、画面に奥行きが出るよう意識して描写しました。
また、タイトル周辺の中空を漂う白っぽいものは、森にたなびく霧にも、コーヒーの湯気にも、漫画表現的な臭気にも見えるように、作品世界を拡げる遊びとして配置しております。
といったようなあれやこれやを詰め込んで、世界観の「におう」フライヤーに仕上げました。
さて、ウラ面のコッピヲはどこへ行こうとしているのでしょうか。